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個人のESG投資で大切な5つのポイントとは?

作成者: happysaya|Dec 22, 2021 9:00:00 AM

ESG投資とは?重要視されている背景

個人がESG投資を検討する上で欠かせないのが、世界情勢や市場動向のチェックです。

 

また、社会の流れを知ることでESGの必要性が見えてきます。

 

ESG投資は環境、社会、企業統治に着目したもの

ESG投資は、環境、社会、企業統治に配慮した企業への投資です。これまで主流とされていた、業績や財務情報をメインに投資先の企業を決める手法とは異なります

 

なぜ、環境、社会、企業統治に配慮している必要があるのかというと、企業の事業活動を持続するために不可欠な要素だと言われているからです。

 

世界の機関投資家が注目している

2006年に世界の機関投資家へ向けた、PRI(国連責任投資原則)が提唱されました。PRIは6つの原則から成り、ESGを考慮した投資行動をとることを求めたものです。具体的には、「投資にESGの視点を組み入れること」などを原則としています

 

2021年8月の時点では、PRIに世界の4419の機関が署名しています。2020年8月の時点での署名数は3332だったため、この1年だけで1087もの署名が増えているのです。ちなみに、2018年5月の署名数は1965なので、3年ほどで2454の機関が署名していることになります。

 

その他に注目されているのは、PRIに署名した機関投資家の資産運用規模や残高です。2018年5月時点で署名した機関投資家の資産運用規模は、およそ70兆ドルでした。それが2020年3月には、資産運用残高が総額100兆ドルを超えています

 

100兆ドルを日本円に換算すると、およそ1京1000兆円です。これは、世界の株式市場の時価総額に匹敵する金額だと言われています。このように、2006年から始まったPRIは署名した機関投資家の数や、資産運用残高から見て、毎年右肩上がりに伸びている状況です。

 

出典:経済産業省
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/esg_investment.html

 

出典:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/common/001362975.pdf

 

出典:ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-10/QSVZJ4DWRGG501

 

出典:サステナ
https://www.sustaina.org/ja/links/pri/

 

SDGsやパリ協定がESG投資の追い風に

金融市場は、需要と供給のバランスで成り立っています。必要とされる度合いが高いほど、市場価格が上がる傾向にあるのが特徴です。

 

SDGsやパリ協定などの世界的な取り組みはESG投資の追い風になっているとされ、ESG市場への期待感が高まっています。

 

個人でESG投資を実践する5つのポイント

投資には、メリットとデメリットがあります。

 

ESG投資があなたの希望とする投資期間に沿うものなのか、どんなリスクがあるかなどをチェックしてみましょう。

 

ポイント①長期投資に向いており短期的なリターンは小さい

ESG投資は、長期投資に向いているとされています。それにより、短期的なリターンは小さい傾向にあるのが特徴です。

 

株式やFX、暗号通貨のように、短期間の売買で大きな利益を目的とした投資とは違います。数日~数週間といった短い期間ではなく、数年単位の投資期間が必要であることが多いです。

 

ポイント②社会問題、環境問題の解決に貢献できる

ESG投資をすることで、社会問題や環境問題の解決に貢献できると言われています。なぜなら、ESGに配慮した企業への投資であるため、間接的な環境、社会、企業統治へのサポートになるからです。

 

それにより、ESG投資は、世界で浸透しつつある「サステナビリティ(持続可能性)」の概念に沿ったものだとされています。より良い社会や環境作りに携わることで、出資者に対しても「社会や環境の改善」というメリットを得られることが期待できます。

 

ポイント③投資先を見極めるのが難しい

ESG投資は、投資先を見極めるのが難しいとされています。特に注意すべきは、環境に配慮していない企業がESGを装い資金調達をしようとする「グリーン・ウォッシュ」です。

 

それにより、EUでは、SFDR(サステナブルファイナンス開示規則)が導入されています。ESGの観点から金融商品の特性を評価、開示することを運用会社に義務付けるものです。SFDRは「反グリーン・ウォッシュ規則」とも呼ばれ、ESG市場に大きな影響を与えつつあると言われてます。

 

その他に、ESGの投資先を選ぶときに参考になるとされているのが、「ESG指数」です。ESG指数は、環境、社会、企業統治の観点で優れているとされる企業で構成された、株価指数になります。

 

ESG指数は数種類あるため初心者だと、どれを指標にするか迷う人が多いです。例えば、ESGの観点から企業の持続可能性を判断したり、女性の活躍度の高い日本企業で構成されていたりするものなどがあります。

 

ポイント④企業年金にESG基準採用の動き

アメリカでは、企業年金の運用にESG投資を推進しています。アメリカの労働省が定めた、年金基金向けの規則に変更があったからです。かつては、投資収益を重要視していましたが、規則の変更によりESGに考慮した投資先を選べるようになりました。

 

日本でも企業年金の運用で、変化が表れてきています。ESGに特化した投資を採用している確定給付企業年金の割合は、2019年は8%だったのですが、2020年には11.9%に増えています。

 

また、2020年日経企業年金実態調査によると、ESGに特化した運用の採用や増額を希望している確定給付企業年金の割合は38.9%です。2019年の実態調査時と比べ、およそ2倍に増えています

 

出典:ニッセイ基礎研究所
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=69047?pno=2&more=1&site=nli#anka1

 

ポイント⑤GPIFがESGを考慮した投資を推進

日本の年金積立金を管理、運用しているのがGPIFです。GPIFでは、安定的な収益を得るために、短期売買ではなく、長期運用を行っています。長期的な投資により収益を確保できるよう、環境、社会、企業統治に着目したESG投資を推進しているのです。

 

実際、GPIFは2016年以来、ESG投資に資金を割り当てています。GPIFの資産運用残高は1.6兆ドルにのぼるとされ、単独の年金基金としては世界最大規模です。莫大な資産を保有していることから、市場を動かしたり基準を左右したりする傾向にあると言われています。

 

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ESG市場は、世界規模で拡大傾向にあります。しかし、数多くあるESG投資の中からいい投資先を見極めるのは、個人や初心者にとってハードルが高いものです。それにより、個人は、専門知識が潤沢なプロが選定した投資先にESG投資をする方法もあります。

 

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