RECF

【初心者向け】利回りとは?利率との違いや計算方法について

作成者: 花野井やよい|Mar 2, 2022 10:00:00 PM

利回りとは? 利率との違い、計算方法について

投資した元本がどのくらいの期間でどのくらいの利益になるのかを知ることはとても大切です。
その目安になるのが利回りです。

 

利回りとは

利回りは投資金額に対して増えた年間収益の割合を表しています。
投資の実績を評価するときに使用します。

購入した金融商品には、1年間保有後に指定の時期になると利息が付きます。
保有していた金融商品を売却し、売却損益分と利息を合わせて利回りを計算します。

利回りを計算することで、金融商品の1年あたりの収益率がわかります。

 

利回りの計算式

利回りは以下のように計算できます。
下記では、株式で計算していますが、投資信託でも同様に行います。

例)100万円の株式を購入し、1年後に1万円の配当金を受け取り、105万円で売却した場合。

  • 105万円-100万円=5万円の売却益
  • 配当金は1万円
  • 売却益5万円+配当金1万円=6万円
  • 1年分の収益は6万円
  • 6万円÷100万円(購入時の金額)=利回り6%

参考:東証マネ部「利子・利息・金利・利回りの違いを説明できる?資産運用でよく出てくる言葉」
https://money-bu-jpx.com/news/article026266/

 

利息の呼び方について

金融商品を1年間保有し続けたときに受け取れる金額を利息(利子)といいます。
利息の呼び方は金融商品によって変わります。

  • 株式=配当金
  • 投資信託=分配金
  • 債券=利子
  • 銀行・郵便局=利息

売却損益は、金融商品を売ったときに発生します。
購入時の金額より高く売れればプラス、安く売れるとマイナスになります。

 

利率とは

利率は額面金額に対して、毎年受け取れる利息の割合のことを指し、クーポンとも呼ばれます。
額面金額が大きくなれば、受け取れる利息の額も大きくなります。

※額面金額とは、債券が満期を迎えたときに受け取れる金額、または有価証券に記載された金額のことを言います。

利率は債券や預金に対して使われます。(満期前で売却した債券はこの計算式ではなく、利回りで計算します。)

 

利率の計算式

例)額面金額100万円の債券の利息を4万円受け取った場合の利率の計算。

利率4%=4万円 の利息÷額面金額100万円

利率(%)=利息÷額面金額

 

利率の計算は、元本が変わらない銀行や郵便局の預金に対して使われます。利回りは投資信託や株式など、売買時の価格が変動する金融商品での年間収益率を計算するときに使われます。

 

「利回り」に関連する用語について

利回りに関連し、投資する上で知っておきたい用語についてご紹介します。

 

「騰落率」とは?利回りとはどう違うのか?

騰落率は利回りと混同しやすいので注意が必要です。

 

◯一定期間の始めと終わりとで価格がどれだけ変化したかを表しているのが騰落率

例)100万円で購入した株式を1年後に105万円で売却した場合の騰落率は5%

  • 105万円-100万円=5万円←売却益
  • 5万円÷100万円=5%の騰落率

◯利回りは、売却益と利息を合わせて計算する

例)100万円で購入した株式の配当金を1万円受け取った後に105万円で売却した場合の利回りは6%

  • 105万円-100万円=5万円←売却益
  • 5万円+1万円=6万円←配当金と売却益の合計額
  • 6万円÷100万円=6%の利回り

 

不動産においてもマンション価格騰落率で、マンション価格の推移を把握しています。
騰落率は資産価値の判断基準の一つとして用いられています。

 

「パフォーマンス」でどんなことがわかるのか?

パフォーマンスは投資信託で使われる基準の一つです。

パフォーマンスとは、運用成果や実績を表す言葉で、過去の価格の動きと比較して、現在の運用成績の判断をします

自分の投資判断・実行したプランが妥当だったかを検証、戦略を見直すことで次の投資に役立てるものです。利回りがよくてもパフォーマンスの悪い場合もあります。

 

パフォーマンスの成績を見るには「ベンチマーク」と言う基準を使う

ベンチマークは投資信託での運用指標の基準になるものです。ベンチマークとなる指標は、それぞれの投資信託が投資対象とする市場や有価証券の種類によって違ってきます。

たとえば、日本国内の上場株式を投資対象にした投資信託ならば、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などがベンチマークとして用いられます。

利回りが10%でベンチマークが7%ならば、プラス3%の高い水準を示しているので、パフォーマンスが高いと言えます。また利回りが4%、ベンチマークが7%ならば、マイナス3%の低い水準になるため、パフォーマンスが低いことになります。

投資信託の中でも、特に「アクティブ・ファンド」と呼ばれる投資会社やファンドマネージャーが高い運用成績を目指すファンドがあります。

アクティブ・ファンドは高い信託報酬を支払って、ベンチマーク以上の成績を目指すものです。特にアクティブ・ファンドを購入する際には、利回りだけでなく、パフォーマンスに関しても注目しておきましょう。

 

投資の世界においての「リスクとリターン」の関係とは

リスクとは、投資の世界では「リターンの振れ幅のこと」を指しています。

リスクが大きいと言うことは、大きく儲けるかもしれない反面、大きく損をする可能性も秘めています。利回りが大きいと言うことは、同じように大きく下がる可能性があります。

リスクとリターンは比例しています。リスクを低く抑えようとすれば、リターンも低くなります(ローリスク・ローリターン)。反対に高いリターンが欲しいと考えるならば、高い下落リスクに耐えなければなりません(ハイリスク・ハイリターン)。

利益率の高さよりも、暴落したときに自分がどこまで耐えられるのか? が重要になってきます。

参考:日本証券業協会「リスクとリターン」
https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/

 

利回り以外での投資商品の選び方

利回りは、数多くの金融商品から選ぶ際の基準の一つになります。

しかし、利回りの高い商品ばかりに注目して選んでしまうと、暴落した場合のリスクに耐えられなくなり、大きく資産を目減りさせてしまう結果になりかねません。

金融商品を選ぶには、様々な判断が必要です。何より大事なのは、自分にあった投資スタイルを選ぶことです。

積極的なハイリスク・ハイリターンでの運用なのか? それとも堅実なローリスク・ローリターンでの運用なのか? はたまた、それぞれをバランスよく取り入れたスタイルなのか? を考える必要があります。

上記の内容を念頭において、初めて投資に挑戦するのであれば、まずは投資信託がおすすめです。

 

初心者には投資信託がおすすめ

なぜ初心者には、投資信託がおすすめなのでしょうか?

投資信託は、投資家から集めたお金をプロのファンドマネージャーや投資会社が運用します。投資対象は全てプロの目線で選ばれています。投資経験のない初心者が悩まなくても気軽にできる点が魅力ですね。

投資信託では少額から運用ができます。ネットでの証券会社だと数百円から投資ができるところもあります。NISAを活用して、貯金のように毎月積立もできますし、税制面でもコストを抑えられますね。

投資信託の扱っているファンドは、様々です。債券・株式・不動産を始めとして原油・金・プラチナ・農産物などにも投資ができます。一つの投資信託に、株・債券・不動産・資産などを運用に組み入れているので、すでにリスクが分散されています。

 

投資信託は手数料を安く抑えることが可能(選ぶファンドによる)

投資するには、それぞれ手数料がかかります。投資信託にも信託手数料を始めとした様々な手数料がかかります。

インデックスと呼ばれるファンドでは、信託報酬などの手数料がかからないものが存在しています。これらを長期保有を目的として購入しておけば、高い収益を得ることも可能です。

インデックス・ファンドと呼ばれる投資信託は、ベンチマークに沿った運用するものがほとんどです。大きく増えることはありませんが、逆に言えば大きく下がりません。

初めての投資を考えている方が堅実に資産を増やせるおすすめの投資信託です。(運用には、元本保証がありませんのでご注意ください。)

 

目標利回りについて

投資家が、未来の自分のために「どのくらいの金額をいつまでに貯めればいいのか?」と考えたとき必要になるのは、毎月の積立可能額を知ることです。

そして達成するためにはどのくらいの利回りで、いつまで運用すると目標額を達成できるのか調べてみましょう。目標利回りを確認するためには、様々な金融機関から提供されている資産運用シュミレーションを使えば簡単に算出できます。

 

利回りの計算ができる積立のシミュレーションについて

利回りの計算ができる積立のシュミレーションは、様々な金融機関から提供されています。

ここでは、投資信託の各付け評価を中心に行っている、モーニングスターが提供している「金融電卓」をご紹介します。

 

モーニングスター:金融電卓

モーニングスターの金融電卓では、手元にあるまとまった金額と毎月積み立てていくお金を設定することで、実際に運用した場合の結果を知ることができます。

たとえば、銀行口座に預けたままの10万円を投資に回すことを決め、さらに毎月1万円を30年間運用して500万円貯めることにします。

目標額まで貯めるために、必要な利回りを知るには「運用-利回り」のタブを使います。
必要事項を入力して計算すると、1.9%の運用利回りがあれば実現可能になることがわかります。

「運用-積立金額」のタブは、毎月必要な積立額を調べるのに使用します。初期投資、積立期間、予定利回り、目標金額を入力することで算出できます。

たとえば初期投資0円、積立期間を30年、利回りを3%で運用し、2000万円貯めるためには、毎月34,200円積立すれば可能になります。

出典:MORNINGSTAR「金融電卓」
https://www.morningstar.co.jp/tools/simulation/index.html

 

投資商品を選ぶときの注意点3つ

ここでは、金融商品を選ぶときの注意点についてご説明します。

 

1. 金融商品ごとに違うリスクが存在する

金融商品を選ぶときに注意する点として、「リスクとリターン」の項目で説明したリスクとはまた別のリスクが4つ存在します。投資する金融商品には、このようなリスクも存在していることを認識しておきましょう。

リスクには、信用リスク・価格変動リスク・為替変動リスク・カントリーリスクが存在しています。選択する商品によって生じるリスクが変わります。

 

■信用リスク(株式・債券・投資信託)

会社が破綻、経営状態の悪化、または国の財政破綻により投資した株式・債券・投資信託の払い戻しや利子(配当金・分配金)の支払いが困難になる場合があります。信用リスクが高いと利回りが高くなる傾向にあります。

 

■価格変動リスク(株式・債券・投資信託)

価格が変動する金融商品は、換金や売却する際に購入額を上回ることもあれば下回る場合もあります。株式はもちろんのこと、債券を途中で売却する場合にも市場価格によって変動します。投資信託でも組み入れている株式や債券などの価格変動の影響があります。

 

■為替変動リスク(外国株式・外国債券・外国投信)

外貨建て(外国の通貨で取引)の金融商品は、外国為替レートの変動にも影響を受けます。購入時より円高になれば、円での手取り額が減り為替差損が発生し、逆に円安となれば為替差益となります。

 

■カントリーリスク(外国株式・外国債券・外国投信)

海外の金融商品を利用して資産運用をする場合には、その国の情勢にも気を配る必要があります。国ごとの信用リスクを評価する国内外の格付け会社や調査機関の情報を確認しましょう。

 

参考:日本証券業協会「リスクとリターン」
https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/

 

2. 金融商品の選び方

金融商品は、安全性・収益性・流動性の観点で整理するとわかりやすいでしょう。
それぞれの観点を表にしたのが以下です。

  安全性 収益性 流動性 最低投資金額
株式 ★★★ ★★ 数千円~
債券 ★★ ★★ 1万円~
投資信託 ★~★★ ★★~★★★ ★★ 数千円~
預貯金 ★★★ ★★★ -

株式は、安全性が低い反面、収益性が高く、流動性は債券に比べれば換金しやすいです。

債券は、債務不履行などのリスクがあるものの、安全性は預貯金についで高めです。収益性も利子を受け取れ、満期日には額面金額を受け取れます。債券によっては満期日まで換金ができないものもあります(国債)。

投資信託は、株式や債券などの様々なファンドを組み込んでいるため、組み込んである商品によって安全性や収益性は変化します。売却は株式同様しやすいでしょう。

預貯金は流動性と安全性(元本保証)が高く、収益性が低いです。

 

3. ポートフォリオの考え方

投資でのポートフォリオとは、金融資産の組み合わせのことを表します。

国内や海外の株式・債券・REIT(リートとは不動産の投資信託のこと)などを組み合わせて作成します。株式や債券ヘは資産に対するリスクの分散、国内や海外へは地域に対するリスク分散になります。

株式市場が下落する場合に備えて債券などの他の資産に分けておくことで、大幅な資産の目減りを防げます。また、ポートフォリオを作成することによって、それぞれの金融商品がどの程度資産を増減しているのかをひと目で把握できるようになります。

 

まとめ

利回りは、投資するうえで欠かせない指標の一つです。利回りの高い金融商品を選んでおくことで、資産を大きく増やせる可能性がでてきます。しかし、利回りとリスクは関連性があり、リスクが高くなると利回りが高い傾向にあります。

利回りばかりに注目するのではなく、他の指標や格付け機関、それぞれの金融商品の特徴なども頭に入れてバランスのよい資産配分をするようにしましょう。

 

RECrowd®(リクラウド)の投資型クラウドファンディングをポートフォリオに

リスクヘッジに備えて、あなたのポートフォリオに投資型クラウドファンディングを加えてみませんか?

リスクヘッジとは将来起こりうる可能性のあるリスクに備えて、対策をとることを意味する言葉です。RECrowd®では、お金を増やしながら、地球に貢献できる脱炭素投資ができます。

1口1万円から、再生可能エネルギー発電所の投資案件へ投資が可能です。

脱炭素社会へ向けて太陽光発電を始めとした発電所は、今後ますます重要になっていきます。

※ご利用の金融機関により、振込手数料がかかる場合があります。

※ご登録いただくと会員限定ページを確認できます。また、新商品のお知らせ、無料オンラインセミナーなど案内いたします。いつでも退会できます。