よくわかる!サステナブルとは?意味と取り組み事例についてご紹介

よくわかる!サステナブルとは?意味と取り組み事例についてご紹介

現代の企業は、単純に「業績をあげること」だけではなく、地球環境や人権問題に配慮した姿勢をとることが求められています。

 

そんな中で注目されるようになったサステナブルという概念やSDGsの概要、そして実際にこれらを意識した取り組みを行っている企業について解説していきます。

「持続可能性」=「サステナビリティ」、その意味と使い方

「地球環境や人権問題に配慮した取り組みを、各企業や各国が行うこと」が求められるようになって、長い時間が経ちました。そしてその過程の中で、「サステナブル」「SDGs」などの言葉がよく取り上げられるようになりました。

 

ここではまず、この「サステナブル」と「SDGs」の意味について解説します。

 

サステナブルとは、「Sustainable」と書きます。ちなみによく似た言葉で「サステナビリティ」がありますが、この2つには大きな違いはありません。前者は形容詞、後者は名詞であるという違いがあるだけです。

 

日本語に訳すのがなかなか難しい単語ではありますが、訳すとするならば、「持続可能な」「持続可能性」などのようになるでしょう。もう少し解説を加えると、「地球環境的・人的・社会的な観点からみたとき、それらがずっと維持され続けられ、未来に至っても問題なく生活をし続けられる」社会であるとなるでしょう。

 

「目先のことだけを考えて貴重な資源をとりつくしたり、差別のある社会であったり、いびつな経済成長(あるいは経済の停滞)があったりする世界を避けるための取り組みをみんなでしていこう」という考えを表す言葉でもあります。

 

なお国連で採択されたSDGsもまた、このサステナブル(サステナビリティ)の考えに基づいています。SDGsの場合はより具体的な考え方を、サステナブル(サステナビリティ)は一般的な概念を表す言葉であるという違いはありますが、非常に似た性質を持つ単語同士であるといえます。

 

関連記事:SDGs(持続可能な開発目標)とは?17の目標をわかりやすく解説~投資家の観点から見たメリットとは

 

サステナブルな世界であるために~各企業の取り組み~

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サステナブルな世界であるためには、国・企業・個人、それぞれの取り組みが求められています。世界各国の国が目指すべき目標としてSDGsがあるのですが、企業もまたこれを意識した努力をしています。

 

株式会社博展では、「SDGsに寄与している企業ブランドはどこか」を測るために調査を行いました。180社のなかからトップ3に選ばれたのは、

 

1位 トヨタ自動車工業株式会社(以下、「トヨタ自動車」の表記に統一する) 2位 株式会社良品計画(特に「無印良品」が有名。以下、「良品計画(無印良品)」の表記に統一する) 3位 味の素株式会社(以下、「味の素」の表記に統一する)

 

でした。ちなみに4位には「日立製作所」、5位には「住友林業株式会社」が入っています。

 

出典:博展(PRTIMES)「Japan Sustainable Brands Index(「JSBI」)」及び「 SDGsに貢献する企業ブランド調査結果を発表、1位はトヨタ/企業のサステナブル活動の促進へ

生活者のアンケート結果から、総合TOP50と17業種別のTOP5を初公開」
https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/JSBI_Report_Ver-1.0.pdfhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000039931.html

 

ここからは、上位3位となったトヨタ自動車・良品計画(無印良品)・味の素の具体的な取り組みについて解説していきます。

 

トヨタ自動車の取り組み

上記の調査において、112.86ポイントという圧倒的な評価を得て1位になったのが「トヨタ自動車」です。

 

同調査では、「SDGs貢献イメージ得点」と「SDGs評価得点」の2つを元にSDGsに寄与している企業ブランドのランキングを求めていますが、トヨタ自動車は「SDGsの貢献イメージ」「SDGsの評価得点」の2部門ともにトップを獲得し、1位にランクインしました。

 

トヨタ自動車の取り組みすべてを述べることは難しいので、いくつかピックアップして解説します。

 

トヨタ自動車では、「トヨタ環境チャレンジ2050」として、

 

  • CO2ゼロの社会を目指すための取り組みとして、2050年までに新車平均CO2の排出量を90%削減する(比較対象は2010年)
  • より良い環境を作り出すために、各国の事情に応じたかたちで水の使用量を最小化したり、排水を管理したりする

 

ことを目指すとしています。

 

また、人権問題を解決するために、「責任ある外国人労働者受入れプラットフォーム」に参加するなどしています。

 

出典:

トヨタ自動車工業株式会社「トヨタ環境チャレンジ2050」
https://global.toyota/pages/global_toyota/sustainability/esg/environmental/sdb21_environment_jp.pdf#page=2

トヨタ自動車工業株式会社「トヨタ自動車人権方針」
https://global.toyota/jp/sustainability/esg/human-rights/

 

良品計画(無印良品)の取り組み

シンプルで使いやすい日常雑貨などを販売している良品計画(無印良品)では、7つの視点からサステナビリティを意識した取り組みを行っています。

 

たとえば、以下のような取り組みをしています。

 

  • 繊維製品を回収する(66.9トン)
  • 自然と生産者に配慮した素材を使って商品を作る
  • 2021年の8月現在で、女性の管理職が35.0%達成
  • コンプライアンスリスク管理委員会を組織し、定期的に報告~共有を行う
  • 生産パートナー行動規範を餅、それに違反しない工場のみと契約する
  • パッケージ素材や陳列素材を見直し、地球環境に負担をかけないように配慮する
  • 生産者(農家など)と積極的にコミュニケーションをと取り、良品計画(無印良品)にとっても生産者にとってもお客様にとってもより良い状態を作れるように尽力する

 

またこれだけではなく、良品計画(無印良品)の場合は「SDGsやサステナブル(サステナビリティ)を意識しつつも、高い収益をあげる企業であることを目指している」と明言しています。

 

SDGsやサステナブル(サステナビリティ)は、それに取り組む者にある程度の余裕がなければ続けることはできません。企業であるのならなおさらでしょう。良品計画(無印良品)はそれを強く意識し、SDGsやサステナブル(サステナビリティ)を実現しつつも、企業としての継続可能性も追及している企業だといえます。

 

出典:株式会社良品計画「サステナビリティ」
https://ryohin-keikaku.jp/sustainability/

 

味の素の取り組み

味の素は、だれもが一度はその名前を耳にしたことのある企業でしょう。食品を扱う企業である味の素は、食品業者ならではの視点からSDGsとサステナブル(サステナビリティ)にアプローチしています。

 

味の素は、2030年を目途に「環境負荷を50%減らすこと」「10億人の健康寿命を延ばすこと」を目標としています。

 

そしてそのために、「プラスチック廃棄物や温室効果ガス排出量を削減する」「フードロスを減らす」などのような地球環境の不可削減と、「おいしく減塩できる方法」「職場の栄養を改善すること」などのような食味に優れていてかつバランスの良い食卓の考え方を掛け合わせてアプローチしていこうとしています。

 

その取り組みの結果として、味の素では「2020年度の温室効果ガス排出量が、2018年と比べて14%減った」としています。また、味の素では「2030年までに、この削減比率を50%にまで高める」としています。

 

一方で、「フードロスを減らそうと動いていたが、2020年度は新製品や新ラインの開発により、2018年と比べてフードロスの発生量が11%増えた」ともしています。

ただこのようなことが味の素のホームページで詳らかにされていて、だれもが「マイナスの情報」にも接することができるようになっているのは、同社の誠実さを表すものといえるでしょう。

 

出典:味の素グループ「サステナビリティデータブック2021」
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/ir/library/databook/main/00/teaserItems1/02/linkList/0/link/SDB2021jp_all%20(1).pdf

味の素株式会社「2030年のアウトカム実現への道筋」
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/csr/pdf/2021/ir2021jp_25-36.pdf

 

サステナビリティとESG投資

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このようにSDGsやサステナブル(サステナビリティ)に積極的に取り組む企業を選んで投資をしていこうとする考え方の下で実践されるようになったのが、ESG投資です。

 

ESG投資を行うメリットとして、

 

  • 利益を得ながら、環境保全に寄与できる
  • SDGsやサステナブル(サステナビリティ)を意識することで国際的な伸びが期待できるようになった企業に対して、投資を行うことができる
  • 従業員が居着きやすく安定した運営が見込める企業を選び、投資ができる

 

という点が挙げられます。SDGsやサステナブル(サステナビリティ)を意識した企業経営は、地球環境にとっても、従業員にとっても、企業にとっても、そして投資家にとっても、非常にメリットが多いものなのです。

 

RECrowd®(リクラウド)では、ESG投資を応援しています。

 

関連記事:個人のESG投資で大切な5つのポイントとは?

 

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