脱炭素社会とは
脱炭素社会とは、温室効果ガス(カーボン)の排出量を実質ゼロにした社会という意味で、カーボンニュートラルとも呼ばれます。
カーボンニュートラルは、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量から、植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを目指しています。

関連記事:【入門】脱炭素社会(カーボンニュートラル)とは?をわかりやすく解説!
では、なぜ脱炭素社会を目指す必要があるのでしょうか?以下の項目で説明していきます。
なぜ今脱炭素社会を目指す必要があるのか
今、脱炭素社会(カーボンニュートラル)を世界が目指す理由は、地球温暖化への対策が急がれているからです。
現在、世界では工業化以前(1850~1900年)に比べ、気温が1.0度上昇したと示されています。気温の上昇に伴い、豪雨や猛暑などの異常気象が頻発しており、このままでは地球上で生き物が生きていくことが難しくなるといわれています。
気候上昇の原因となっている温室効果ガスは、衣食住や移動など、一人ひとりの暮らしの中から排出されています。わたしたちが脱炭素社会(カーボンニュートラル)を実現することで、持続可能な地球環境を守っていく必要があるといえます。
世界の脱炭素社会(カーボンニュートラル)への動き
今、世界中で脱炭素社会を実現するための取り組みが広がっています。中でもパリ協定に合意する世界120カ国では具体的な目標を設定し、様々な取り組みが進んでいます。
日本でも2020年10月に政府が「 2050年カーボンニュートラル宣言 」を発表し、改正地球温暖化対策推進法が成立しました。
中でも環境省が発表した「ゼロカーボンアクション30」は、わたしたち個人でも簡単に脱炭素社会(カーボンニュートラル)に取り組む具体的な方法が提示されています。
脱炭素社会の実現には、私たち個人が暮らしの中から脱炭素を意識した取り組みを、ライフスタイルに取り入れることが必要不可欠です。ここからは、私たち個人でも簡単にすぐにはじめられる脱炭素社会に向けた具体的な取り組みを6つご紹介します。

出典:環境省「ゼロカーボンアクション30―日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリット」
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20210826-01.html
脱炭素社会のために私たちが個人でできる6つのこと

環境省が発表する「 ゼロカーボンアクション30 」は、「できることから始めよう!」をスローガンに、個人が暮らしの中から脱炭素社会を目指すことを目的にしています。
その中から、すぐに簡単に取り組める行動を6つご紹介します。
1. 食品ロスを減らし、地産地消を意識する
食品ロスを減らすことは、廃棄時に必要なコストを削減するだけでなく、焼却で排出されるCO2を減らすことにもつながります。
日本の食品ロスは年間612万tで、その内家庭系食品ロスは284万tです。食品は水分を多く含むため、運搬時や焼却時にたくさんのCO2を排出します。
地産地消や旬の食材を食事に使うことは、運搬時や生産時に排出されるCO2の削減につながります。
2. サステナブルファッションを取り入れる
衣服は製造の過程でも、廃棄の過程でも多くのCO2を排出します。また、その消費までのサイクルの短さからも環境にかかる負荷が大きいといわれています。
日本国内で新しく供給される衣服は、年間約82万tです。それに対して、廃棄される衣服は約51.2万tと推計されています。

出典:日本総研「令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務「ファッションと環境」調査結果」
https://www.env.go.jp/policy/pdf/st_fashion_and_environment_r2gaiyo.pdf
- 今ある服を大切にすること
- 長く着られる服をじっくり選ぶこと
- 環境に配慮した服を選ぶこと
など、サステナブルファッションを意識することは、衣服の生産時に排出されるCO2をはじめとする温室効果ガスを削減できるといえます。
3. CO2の少ない移動・スマートムーブを意識する
日常の移動の際に出る排気ガスには多量のCO2が含まれています。中でも自動車から排出されている排気ガスは1741万tと言われ、その内の約46%が自家用車から排出されています。
下記のようなスマートムーブを意識した移動方法を選ぶことは、脱炭素社会につながります。
- 徒歩、自転車・公共交通機関で移動する
- 急発進・急停車をしない等のエコドライブを意識する
- カーシェアリングを上手に活用する
4. 省エネと再生可能エネルギーの利用を意識する
省エネや節電を意識することは、電力を作るときに排出されるCO2を削減することにつながります。
また、太陽光や風力、その他非化石エネルギーで発電するCO2を排出しない再生可能エネルギーを利用することは、脱炭素社会にとってなくてはならない選択です。
5. 使い捨てのプラスチック製品の使用を控える
プラスチックは生産過程で多くの温室効果ガスを排出します。
マイバッグやマイボトル、マイ箸、マイストローなどのマイアイテムを使うことは、ゴミの削減につながるだけでなく、プラスチックの使用を減らすことにもつながります。
プラスチックの使用を減らすことは、生産時や焼却時に排出される、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出を削減することにつながります。
6. 脱炭素型の製品やサービスを選び応援する

出典:環境省「 環境ラベルデータベース 」
https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/f01.html
環境配慮マークは、その商品やサービスが環境負荷低減にどのようにつながるかを教えてくれるマークです。 モノを選ぶとき、価格や品質だけでなくこのマークを意識して選ぶことで脱炭素社会につながります。
また、資産運用を兼ねたESG投資という方法で、環境に配慮した企業を応援することで、脱炭素社会に向けて取り組むことができます。
関連記事:個人のESG投資で大切な5つのポイントとは?
まとめ
脱炭素社会の実現には、個人と社会の両方からのアプローチが必要です。より良い世界の実現に向け、無理のない持続可能な活動が必要不可欠といえます。
一人ひとりが脱炭素社会に向けた取り組みを暮らしの中から意識し行動することで、未来の豊かな地球環境が保たれると言えます。
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資産運用という形でESG投資を行うことで、脱炭素に向けての取り組みを支援できます。

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