2022年、総務省が公的年金支給額を前年度から0.4%引き下げると発表しました。2年連続のマイナスとなり、将来に不安を持った人も多いでしょう。
今や国や会社は個人の面倒を見てくれません。自分で自分の将来を守るために資産運用が必要な時代になったのです。
今回は、資産運用初心者のための入門編として、資産運用とは何か、運用方法の種類やポイントを解説します。
お金・資産運用
田中ぱん [2022.02.21]
2022年、総務省が公的年金支給額を前年度から0.4%引き下げると発表しました。2年連続のマイナスとなり、将来に不安を持った人も多いでしょう。
今や国や会社は個人の面倒を見てくれません。自分で自分の将来を守るために資産運用が必要な時代になったのです。
今回は、資産運用初心者のための入門編として、資産運用とは何か、運用方法の種類やポイントを解説します。

資産運用とは、以下の様に定義されています。
"自分の持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくこと"
―引用:日本証券業協会「資産運用とは?」
https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson2/
預貯金という言葉には皆さん馴染みがあるかもしれませんが、投資と聞くと「損をしそう」「ギャンブルと一緒では?」「働かずにお金を増やすとはけしからん」という声を聞くことがあるかと思います。
しかし、今の時代、投資を含めた資産運用が必要とされています。 以下では、資産運用の種類や特徴、なぜ資産運用が必要なのかを解説します。
資産運用の方法には、大きく分けて預貯金と投資があり、一部の保険も資産運用として利用できるものがあります。
それぞれの特徴や種類について解説します。
預貯金とは、以下の様に定義されています。
"預金者が預けたお金に対して、金融機関が定期的な利息の支払と将来の元本の支払を保証している金融商品"
―引用:大和証券「預貯金とは」
https://www.daiwa.jp/seminar/study_products/deposit/
多くの人が利用している銀行、信用金庫などで取り扱われている、いわゆる「貯金」です。 預貯金の特徴は、元本が保証されていること、いつでも必要な時に引き出せる(流動性が高い)ことです。
投資とは、以下の様に定義されています。
"利益を見込んでお金を出すこと"
―引用:金融庁「投資の基本」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html
預貯金とは違い、元本が保証されておらず、現金化しにくい(流動性が低い)ことが特徴です。 投資にはいくつか種類があり、株式投資、投資信託、不動産投資、FX、国債、暗号資産などがあります。
保険というと病気や死亡に備える商品というイメージがありますが、貯蓄性のある商品もあり、資産運用に利用できます。資産運用の第3の選択肢として検討してみましょう。
保険の場合、長期的に加入することが原則であるため、途中解約をすると元本割れしてしまいます。しかし預貯金に比べて金利が高く、契約者や被保険者が万が一亡くなっても保険金がもらえるというメリットがあります。
関連記事:なるほど!30代までに覚えておきたい投資とは? 貯金と投資編

2021年時点での日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳といずれも過去最長になっています。
一方で、高年齢者雇用安定法には65歳までの安定した雇用について明記されていますが、寿命を考えると15年~20年分のお金の準備が重要になってくるわけです。
このお金の準備方法として資産運用が重要になります。
出典:NHK 社会ニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210730/k10013170461000.html
資産運用がなぜ必要になるのか、その理由は大きく分けて2つあります。
その一つが物価の上昇です。
消費者物価指数をみると、2012年頃までは下降しているものの、それ以降の2020年まで穏やかに上昇していることがわかります。(図1)

図1:消費者物価指数の推移 出典:政府統計の総合窓口 2020年(令和2年)平均消費者物価指数の動向 http://www.stat.go.jp/data/cpi/1.html
2022年現在もティッシュペーパーやうどん、パンなどのメーカーが商品の値上げを続々と発表しており、今後もいろいろな製品の値上げが続くと予想されます。
そして、もう1つの理由は金利です。物価とは逆に金利は年々下がっています。(図2)
昔は貯金するだけでお金が増えていましたが、今の金利はゼロに近く貯金でお金を増やすことはできません。このままインフレが進めばお金の価値が下がってしまう可能性すらあります。
図2:日本の国債金利の推移 出典:財務省 国債金利情報から作成 https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/interest_rate/index.htm
2019年、当時の副総理兼金融担当大臣であった麻生氏が「老後の資産はおよそ2000万円必要になる」という趣旨の発言をして話題になりました。
これを聞いて自分の老後に不安を持った人も多いでしょう。追い打ちをかけるように、総務省は2022年度の年金支給額を2021年度から0.4%引き下げると公表しています。
企業も昔は年功序列で賃金を上げ、退職金もたくさん支給していました。しかし現代では賃金の上昇率は低く、定年まで働ける保証もありません。
今や国や会社が老後の保証をしてくれる時代ではないのです。平均寿命が延び、人生100年時代ともいわれている現代においては、自分で資産形成をする必要があります。

資産運用と聞くと、「初心者には難しそう」「金融の専門知識が必要なのでは?」というイメージがあり、ハードルが高いと感じている方も多いでしょう。
資産運用は、預貯金と投資をうまく組み合わせて運用することで、そんなに難しいものではなくなります。もちろん、無計画に貯金や投資をしてしまうと失敗につながってしまうので、初心者が注意すべき点もあります。
以下では初心者が資産運用するときのポイントをお伝えします。
無駄使いを完全になくすことは難しいかもしれませんが、お金を使うときには将来につながる支出なのか考えてみましょう。
また、投資のつもりで始めた勉強も、真剣に取り組まなければ浪費に変わってしまうので注意が必要です。
人生においてお金が必要になる局面は人それぞれ違います。(図3) 結婚や出産、家の購入などライフイベントを考慮した資産運用が必要です。

図3:ライフイベント 引用:金融庁 投資の基本 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html
日本FP協会によると、就職活動に必要なお金は約10万円、結婚には約469万円、出産には約52万円、住宅の購入には約3,494万円、老後の生活には月々約26万円、介護費用には月々約17万円、緊急資金として役60万円必要と言われています。
流動性の高い預貯金を増やすべきなのか、投資に回すお金を増やすべきなのか、まとまったお金が出ていく時期をあらかじめ予想して資産運用をする必要があります。
出典:特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 主なライフイベントにかかる費用の目安 https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/indication/
初心者が資産運用を始める上で、最も大切といえるのがリスク分散です。
例えば、手元にあるお金をすべて投資に回してしまうと、どうなるでしょうか? 投資には株式投資や不動産投資などがありますが、増えるチャンスがあるところには、必ずリスクが伴います。一般的に、大きく利益を生むものはリスクも大きくなります。手元にあるお金全てを投資に回してしまうと、最悪の場合、生活に必要な資金まで失う可能性もあるのです。
お金の使い道とライフプランを見直した上で、預貯金と投資にどれくらいの割合でお金を使えるのか決めましょう。特に、投資は使う予定のない余剰金で行うべきです。
また、投資を行う場合は、1つの投資方法に一度に大金を投資するのは危険です。特に初心者の場合は知識が乏しいため、損をする可能性が高くなります。
リスクを分散するために、投資対象を分散させること(分散投資)も1つの方法です。 初心者にオススメのリスク分散方法は、時間分散投資です。時間分散投資は毎年、毎月、毎日など時期を分散させることで、金融商品の買値や売値を平均化することができます。
まず、投資はギャンブルではありません。ですが、初心者はすぐに結果を出したいがために短期的な投資に走りがちです。
実際、筆者も投資を始めた当初、値動きが激しい銘柄の株を購入しました。その時は幸運なことに短期間で予想以上の利益が出たため、もっと増やそうと価格が乱高下する株に手を出したところ、資産が3分の2くらいに減ってしまったのです。
筆者の場合は、余剰金で投資を行っていたことが不幸中の幸いでした。これが生活費など必要なお金までつぎ込んでいたら、生活が立ち行かなくなっていたでしょう。高い勉強代でしたが、今は分散投資を心がけ、株主優待や配当金を貰うことでコツコツ利益を出す方向へシフトしました。
株のデイトレードのような短期的な投資は、初心者が行うにはリスクが高すぎます。初心者は長期的な目線で投資を行いましょう。
投資には本来、複利効果という特徴があります。複利効果とは、長期的に投資を行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていくことです。投資期間が長いと、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。(図4)

図4:投資期間と複利効果の関係 出典:金融庁 投資の基本 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

前述の通り、初心者にオススメの資産運用方法は分散投資と長期運用です。
投資信託の積立や株式累積投資がそれに該当します。
また、税制上の優遇を受けられるという点で、NISAやiDeCoもオススメです。
NISA(少額投資非課税制度)は、年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できます。つみたてNISAであれば、年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有可能です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で運用方法を選んで掛金を運用します。また、掛金や運用益、給付を受け取るときに、税制上の優遇措置を受けることが可能です。
関連記事:【初心者必見!少額OK】資産運用のオススメ方法6選!
分散投資の重要性を説明してきましたが、ただ分散させれば安心というものではありません。成長が望めない、もしくは成長スピードが鈍化しそうな分野に投資しても利益が得られる可能性は低くなります。
そこで、今後の成長が期待されている分野を紹介します。それはESG投資です。
ESGとは、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(企業統治:Governance)の頭文字を取った略語で、ESG投資は上記の要素を意識した投資のことを言います。
SDGsやカーボンニュートラルが叫ばれる中、ESG投資の市場は2016年から2018年の2年間だけを見ても、世界的に拡大しています。(図5)
企業の社会的責任やワークライフバランス、環境問題などが重要視されている現代において、ESG投資はますます需要が高まるであろう投資です。投資を行うにあたり、成長が期待される市場であるという点で初心者にもオススメです。

図5:ESG市場の拡大 出典:経済産業省 ESG投資
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/esg_investment.html
ESG投資に興味を持っても「どのように始めればよいかわからない」という方もいるかもしれません。そこで、ESG投資を始めるにあたりオススメなのが、RECrowd®️(リクラウド)です。
以下では資産運用初心者にもうれしいRECrowd®️の特徴をご紹介します。
今後の成長が期待される、再生可能エネルギーに投資できます。環境問題に気軽に取り組みたい人や、お金を増やしたい人にもオススメです。
バンカー、証券会社、資産運用会社など金融機関、不動産会社出身のメンバーで構成されたコンプライアンスチームがファンド化の審査を行い、キャッシュフローモデルや不動産鑑定評価書、リーガルレポート等の審査結果を公開するので、出資の判断材料にできます。
「投資」と聞くと大金が必要というイメージがあるかもしれません。
しかし、RECrowd®は1万円※からの資産運用が可能で、しかも会員登録や管理にかかる手数料も無料。家計への負担が少ない「投資」です。1万円であれば、節約を行えば余剰金として準備しやすい金額でしょう。
※ファンドにより、最低出資金額が1万円より高く設定される場合もあります。
株式や外貨、暗号資産などの場合、日々価格が変動しているためこまめなチェックが必要です。その点、RECrowd®は予定利回りが2.0%~8.0%(年率・税引前)のファンドを扱うことが予定されており、投資前にある程度利回りが予想できます。
こまめなチェックが不要で手間がかからず、長期運用を想定した商品なので初心者にオススメです。
持続可能な社会の実現を目指して、世界各国でカーボンニュートラルへの取り組みが行われています。
「自分も何かやりたいが、どうすればいいのか」「環境問題に貢献したいが少し面倒」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。RECrowd®は出資したファンドに応じて、どれくらいCO2削減に貢献しているのかマイページで確認できるのも、他にはない魅力です。
RECrowd®は注目のESG投資を行います。また、予定利回りは2.0%~8.0%(年率・税引前)のファンドが扱われる予定です。投資前にある程度利回りが予想できるため、初心者でも始めやすいの投資サービスではないでしょうか?
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田中ぱん
環境系の大学院を修了後、環境関連機器メーカーに勤務し、現在はWEBメディアで執筆活動をしています。私自身も現物株への投資を行っており、資産形成における投資の大切さを実感中です。投資を通じて少しでも多くの人に環境問題に関心を持ってもらえるような記事の作成を心がけています。
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